CASE04
2018年12月
「非常にハイレベルな〝販売のスペシャリスト集団〟だと思っています」
株式会社 アングローバル 代表取締役社長 押木源弥様
●フォーアンビションのサービス導入の経緯を教えてください。
僕は以前、サンエー・インターナショナルに務めていたのですが、フォーアンビション代表の廣瀬雅則さんは当時僕の上司、取締役の山田英子さんは僕の部下でした。ずっと一緒に仕事をしてきた仲間ですから、おふたりのブランドに対する思い入れや販売に対する考え方はよくわかっています。それでフォーアンビションが設立されて2年くらい経った2010年に、店舗運営代行をお願いしました。
人材の採用から育成、接客・販売、商品や顧客の管理、展示会での発注までおまかせして、現在は関東と関西の12店舗を代行してもらっています。そのうちの半分は郊外のアウトレット店なのですが、フォーアンビションは広域にわたって人材を確保できるのでとても頼りにしています。
●他社のサービスとどういった違いがありますか?
それはなんと言っても販売員の質ですね。僕が販売員に求める質は、ブランドについてしっかり理解していてデザイナーの思いをきちっとお客様に伝えられる、洋服でちゃんとブランドアピールができる、お客様の気持ちを十分理解して接客し販売につなげるといったことですが、非常にレベルの高い人たちを配置していただいていると思います。
アングローバルのブランドは独自性が強く、ターゲットも含めてニッチなところでビジネスをしているので、それらのブランドに合った販売員を採用するのは本当に大変で、時間をかけてもマッチしない場合も少なくないんですよ。ですが、フォーアンビションはブランドが求める部分を的確に押さえていて、そこに合った人材をきちっとはめてくれる。人材のマッチングの精度は非常に高いです。
「わかっています!」と言うけれど、期待に応えてくれるところはとても少ないです。僕はブランドに対する思い入れが強いので、人材がブランドにマッチするかどうかを非常に重要視していますが、フォーアンビションはとても信頼しています。
廣瀬さんと山田さんはずっと「販売ファースト」でやられているので、フォーアンビションのスタッフの待遇面もかなり考慮されているのでしょうね。だから優秀な人材が集まってくるのだと思います。
●フォーアンビションのサービスによってどのような効果がありましたか?
フォーアンビションに代行してもらっている店舗の売り上げは順調ですし、おまかせする店舗も増えています。状況が厳しい店舗の代行をお願いして、立て直していただいたケースもいくつかあります。
業績が悪い店は、基本的にはお客さんが少ない、お買い上げが少ない、客単価が少ないということですから、入店を増やして回転率が上がっていけば、結果的に売り上げは上がります。そこで、幅広い接客が必要とされるのですが、フォーアンビションのスタッフはいろんなブランドで揉まれてきた方が多いので、接客の間口も広くなるのでしょうね。かといって、うちのブランディングの中からはずれないでやってもらうことが非常に大事なので、その辺のさじ加減を十分に理解したうえで、販売実績につなげていただいているのが、さすが販売のスペシャリスト集団だなと思います。
●今後どういったサービスを期待されますか?
まだまだテコ入れが必要な店舗もあるので、近々ミーティングをする予定です。もちろん今後とも新規出店のご相談もあると思います。今の段階では、我々がきっちりブランディングをして、フォーアンビションに販売を託すといった感じですが、もっと川上の方からやっていきたいとか、こんなのを一緒にやりたいということがあれば、その可能性もあるかもしれないですね。
我々もそうですが、フォーアンビションもこだわったビジネスの仕方をしてきているので、これからもできるだけ、変わらない姿勢を貫いてほしいです。
■アングローバルDATA
英国の人気ブランド「MARGARET HOWELL」などを擁すアパレル会社。TSIホールディングスグループ。 2010年より店舗運営代行会社フォーアンビションのサービスを活用。