【プレスリリース】VMSがモノファクトリーと協業し、 CO2排出量を削減する店づくり「循環型店舗」プロジェクトを新たに開始。
ヴィジュアルマーチャンダイジングのコンサルティングから施工までを手掛けるVISUAL MERCHANDISING STUDIO株式会社(本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 堀田健一郎、以下 VMS)は、株式会社モノファクトリー及び株式会社 ナカダイ(共に、本社:東京都品川区、代表取締役:中台澄之、以下 モノファクトリー 及び ナカダイ)との協業による「循環型店舗」プロジェクトを開始します。
サービス開発に至った背景
SDGsの中でも気候変動の対策として脱炭素へ向けた動きはグローバルに加速しており、財務情報だけでなく気候関連財務情報の開示が企業に求められるようになっています。今後は、製造業などサプライチェーンで大企業と取引のある中小企業に対しても、CO2排出量の可視化や削減対策が求められるようになると考えられています。
特にファッション領域においては実店舗がブランディングの一翼を担うため、ポップアップストアの設営やシーズン毎のディスプレイの改編など、店舗設備の改廃が頻繁に行われ、その都度多量の廃棄物が出ることが問題視されています。
地球環境と共存する循環型の店舗開発事業
このような社会的背景を踏まえ、VMSは、店舗のメッセージ性を損なうことなく廃棄物を最小限に抑えることでCO2排出量の削減に寄与する「循環型店舗」を実現するためのサービスをモノファクトリーとともに行います。
かねてからVMSは、「循環と継承」をテーマに、サステナブルなアクションと美しさを両立させたデザインなどのプランニングから施工までを行ってまいりました。この度の協業により、循環を前提とした社会の構築のコンサルティングを行うモノファクトリーのノウハウ、リユース・リサイクル率99%を維持する産業廃棄物の再生を行うナカダイの技術、そしてVMSのデザイン・施工技術が融合し、プランニング・素材選定から、資材の生産・調達・施工・解体・リサイクルに至るまでの一貫した「循環型店舗」の実現が可能となります。
モノファクトリーについて
リサイクル事業の老舗であるナカダイグループでコンサルティングを行う会社。回収した製品の保管、選別、解体などを行い、現状の見える化と環境負荷低減、CO2削減に向けた分析・提案を行う“リマーケティングセンター”を運営するなど、企業の廃棄を削減する為の様々なサポートを手がけています。本サービスにおいてはストア開発における素材選定の支援、リサイクルの実施、レポート作成を担当。
WORLD MODE HOLDINGSとの連携による、ポップアップストア開催後のリユース・リサイクルへの取り組み
本サービスの開始に先立ち、WORLD MODE HOLDINGSとモノファクトリーは外資ブランドのポップアップストア開催後の廃棄物リサイクルに協業で取り組みました。リユース・リサイクルを優先した選別工程を経た結果、従来の方法では0.6%(推定*)であったリサイクル率の、52.5%までの達成を実現しました。
*選別処理結果にもとづくナカダイによる推定値。今後、廃棄だけでなく素材選定から一貫してサポートを行うことにより、さらなるリサイクル率の向上とCO2削減が実現可能となります。
Visual Merchandising Studio(VMS)について
2019年設立のワールド・モード・ホールディングスのグループ企業。ヴィジュアルマーチャンダイジング(VM)のコンサルティングから施工、オリジナル什器開発、研修まで、VM領域のあらゆるソリューションを提供。作り手として「循環と継承」を常に意識し、パートナー企業のサステナブルアクションに寄り添ったヴィジュアルマーチャンダイジングにも積極的に取り組んでいます。
本プロジェクトは、ファッション・ビューティー業界に特化したソリューションカンパニーのワールド・モード・ホールディングス株式会社(本社: 東京都渋谷区、代表取締役: 加福真介、以下WORLD MODE HOLDINGS)の、「業界のサステナブル化の実現」に向けた取り組みの一環です。WORLD MODE HOLDINGSはSDGsへの貢献という国際社会の一員としての責任を果たすべく、「WORLD MODE HOLDINGSグループの総合力を活かし、企業と消費者をつなぐ領域からファッション業界全体のサステナビリティの取り組みに貢献する」というミッションを実現するために、今後も様々な事業や活動を進めて参ります。