【イベントレポート】WORLD MODE HOLDINGS ASIA PACIFICは、東南アジア地域におけるファッション・ビューティー・ライフスタイルブランド業界の成長を力強くサポート
ファッション・ビューティー業界を中心に様々なソリューションを提供するグループ会社、World Mode Holdings(WMH)は、日本で培ったノウハウやスキルを持ってグローバルにビジネスを展開すべく、2018年にWorld Mode Holdings Asia Pacific(APAC)を設立して海外進出をスタート。5周年を迎え、さらなる事業拡大に向けた体制強化のため、この4月にシンガポールに地域統括本部としてAPACを設置。海外5カ国(シンガポール、オーストラリア、台湾、ベトナム、マレーシア)を統括するハブとして機能していきます。
ビジネスイベント“Retail Innospace Returns”を開催。100名近くが来場。
開催日時:2023年5月23日 開催場所:Singapore, Swissotel The Stamford
この記念すべき機会に、今後の業界動向を見据えたビジネスソリューションのヒントを提供する「Retail Innospace Returns」を開催しました。
世界がCOVID-19の流行という難題から脱却する中、小売業界は変革の時を迎えています。特に東南アジアのラグジュアリー業界は、COVID-19の前よりも多くの面でさらに力強く復活しています。高級志向の消費者が増え、消費力も増していることから、より多くの小売ブランドが東南アジアのエリアへの進出に意欲を示しています。
本記事では、イベントの概要を紹介するとともに、ゲストスピーカーのプレゼンテーションを通して重要なポイントを掘り下げ、パンデミック後の世界におけるリテール業界の展望をご紹介します。
- 1.World Mode Holdings Asia Pacific設立5周年イベント “Retail Innospace Returns !”
- 2.World Mode Holdings グループが創る未来(CEO: Shinsuke Kafuku)
- 3.業界をサポートするWorld Mode Holdings Asia Pacificのサービスについて
- 4.東南アジア市場の成長を支えるWorld Mode Holdings Asia Pacific
- 5.東南アジアの市場の成長を支えるWorld Mode Holdings Asia Pacific
1.World Mode Holdings Asia Pacific設立5周年イベント “Retail Innospace Returns !”
2023年5月23日、World Mode Holdings Asia Pacific(APAC)設立5周年を記念し、第3回目のRetail Innospace Returnsをシンガポールにて開催しました。当日は各国から100名を超える方々に参加頂き、ご参加頂いた皆様へ感謝の意を伝えるとともに、多くの方々と業界の未来について語り合いました。
イベントでは4名の豪華なゲストスピーカーを迎え、World Mode Holdingsグループが構想する未来のビジョンを語るだけに留まらず、ファッション・ラグジュアリー業界の中で活用されている革新的なソリューションに注目しました。
2.World Mode Holdings グループが創る未来(CEO: Shinsuke Kafuku)
World Mode Holdings (WMH)の代表取締役社長 加福真介よりイベント開会のあいさつと共に、クライアントの皆様の信頼とサポートがなければ、WMHがここまで成長できなかったと心から感謝をお伝えしました。そして設立当初から変わらない「ファッションを通じて世の中に喜びを提供する」というWMHの姿勢を強調しました。
そして、マーケティングとテクノロジーの活用を中心に、リクルーティング、教育、店舗の最適化など、WMHには多彩なソリューションがあることを説明しました。さらにWMHの順応性と成長マインドを強調し、世界のファッションとビューティー業界に貢献するという強いコミットメントを示しました。
WMHグループは、変化する市場に対応し続けながら、顧客に「最高の体験」を提供します。
3.業界をサポートするWorld Mode Holdings Asia Pacificのサービスについて
World Mode Holdings(WMH) 国際業務統括本部ディレクターである藤原より、World Mode Holdings Asia Pacific(APAC)が提供する具体的なサービスを紹介しました。
「クライアントを360度の角度からサポートするワンストップソリューションを提供し、目の前の課題を解決するだけでなく先を見据えたビジネスを展開していく」と、今後の海外事業への意気込みを語りました。
<APACが提供する3つの主要なサービス>
1.優秀な人材の紹介・派遣に特化
ファッション、ビューティー、ライフスタイルを中心とするリテール業界で成長のカギを握るのは、優秀な人材の確保です。各海外拠点において多くの優秀なリテール人材を採用してきた実績にもとづき、クライアント企業に質の高い人材とサービスを提供します。
2.ジョブポータル【MyBRANDS】
ファッション、ビューティーに特化したジョブポータル「MyBRANDS」は、海外においては現在、シンガポールとマレーシアでサービスを提供しており、今後ベトナムでも運用開始を予定しています。クライアント企業と最適な登録者(求職者)のマッチングを図り、両者の多岐に渡るニーズを把握した経験豊かなコンサルタントがきめ細かなフォローと質の高いサービスを提供します。さらに、各拠点と日本のWMHスタッフが連携し、クロスボーダーなマッチングを提供するプロジェクトも開始しました。
3.Mode Academy
Mode Academyは、お客様の人材教育に関する課題に対応するため、高品質なトレーニングプログラム(対面・e-Learning)を提供しています。さらに、各企業の個別の課題に合わせてカスタマイズしたプログラムも可能です。また、求職者が目指すポジションに適したスキルや知識を習得できる多岐にわたるプログラムも提供しています。Mode Academyはお客様のニーズに応え、より効果的な人材教育を実現するお手伝いをさせていただきます。
4.東南アジア市場の成長を支えるWorld Mode Holdings Asia Pacific
Palexy Pte. Ltd. (創立者):Tony Do
リテールテクノロジーのソリューションを提供するPalexyの創業者、トニー・ドゥ氏は、イベントの中で購買の“体験”に関するストーリーを紹介しました。彼が経験したショッピングでの失敗体験を振り返り、ポジティブな出会いよりもネガティブな出会いの方が顧客の印象に残りやすいということを強調しました。
特に、ポジティブな体験の差別化の重要性と、ショッピングを思い出に残る体験に変える必要性を強調しています。Palexyが考える”成功のための3本柱“として「プラットフォーム」「人」「プロセス」を挙げ、オペレーションを検証して潜在的な課題を理解し、顧客体験に直接的な影響を与えている根本的原因を見つけ出して改善を図り、アップデートするというソリューションのステップを紹介しました。
Wynist Retail Solutions Pte. Ltd (最高執行責任者):Anthony Ang
WynistのCOOであるアンソニー氏は、デジタル時代のサステナビリティは、これから成長する段階であり、小売業界におけるリサイクルという喫緊の課題について具体例を交えて紹介しました。
アントニー氏は、2050年には1兆5300億円に達すると予測される世界の小売業界の驚異的な市場規模を強調し、小売業の廃棄物や環境への悪影響の原因となる生産プロセスについて説明しました。同社は、ブランドが廃棄物に対して責任を持つ必要性を強調し、パートナーシップによりこの技術を共有してローカライズすることで、循環型経済の推進を先導していることを紹介しました。
Visual Merchandising Studio President & Representative Director/ World Mode Holdings (Senior Executive Director):Kenichiro Hotta
ファッションやライフスタイルなど、様々なトップブランドにヴィジュアルマーチャンダイジング(VM)のソリューションを提供している堀田氏は、革新的なマーチャンダイジング手法の役割について貴重な洞察を提供しました。ショッピング体験を向上させる視覚的な魅力のあるディスプレイの重要性を説明しました。
SDGsの取り組みとデジタルテクノロジーを取り入れ新たなストーリーを追加したDPや、ファションビルのDPテーマに“Physital”というワードが登場するなど、最近手掛けた事例を通してデジタル戦略を取り入れた新しいVMコミュニケーションについて紹介しました。
5.東南アジアの市場の成長を支えるWorld Mode Holdings Asia Pacific
ゲストスピーカーによるプレゼンテーションに続いて、NTUC LearningHUBのDirectorであるDavid Leeさんをお招きしてパネルディスカッションを実施しました。業界の人材不足の状況、今後を見据えた新たなスキルセット、人材の獲得方法などについて、公的訓練機関、テクノロジー企業、人材サービスという異なる立場からリテールに関わるパネラーたちが、意見を交換しました。
NTUC LearningHUB:全国労働組合会議傘下の企業であり、シンガポールを中心にE-ラーニングプログラムも提供。ライフスタイル&ホスピタリティ部門のディレクターであるデヴィッド・リー氏は、NTUC LearningHUBに置いて、デジタルコマース戦略をリードされています。
人々の交流、繋がりによって、社会をよくしていくこともWMHグループの大きな取り組みの一つです。
このイベントでは、参加者たちは豪華なゲストスピーカーとともに、業界の未来について熱心に議論を展開し、ファッション・ラグジュアリー業界での革新的なソリューションについても注目が集まりました。私たちWorld Mode Holdings Asia Pacificの5周年を祝いながら、参加頂いた皆様と将来のビジョン並びに業界の発展について語り合えたことは私たちにとって非常に素晴らしい時間となりました。ゲストの皆様、ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。
Angeline YAP, Director, World Mode Holdings Asia Pacific
ファッション・ビューティー業界のベテランであるアンジェリンは、多文化・多様な市場のニーズに応える効果的な学習設計と戦略的プランニングにおいて豊富な経験を有しています。ロレアル・シンガポールのランコム、LVMHグループのパルファン・クリスチャン・ディオール、プロクター&ギャンブルのSK-II、LVMHグループのクラランス・スキンスパ、セフォラ・アジアで様々な職務を経験しました。人材育成、知識・技能の認定に力を注いでいます。
Retail Innospace
https://idasgmarketing.wixsite.com/retail-innospace
World Mode Holdings Asia Pacificは、デジタル時代の小売業の創造性、革新的な技術、そして持続可能性について学ぶ機会を提供します。
ワールド・モード・ホールディングス・グループについて
https://worldmode.com/en/
ファッション・ビューティー業界を専門に人材やデジタルマーケティング、店舗代行など様々なソリューションを提供するグループ。iDA、BRUSH、AIAD、AIAD LAB、フォーアンビション、VISUAL MERCHANDISING STUDIO の 6 社の国内事業会社および シンガポールのWorld Mode Holdings Asia Pacificが統括する海外5カ国の拠点(マレーシア、シンガポール、オーストラリア、台湾、ベトナム)を持ち、専門性の高い各社のシナジーによって、お客様の課題に応じた実効性の高いソリューションを提供しています。
ワールド・モード・ホールディングス・アジア・パシフィックについて
https://worldmode.com/en/global-network/
World Mode Holdings Asia Pacific(APAC)は、WMHグループの能力を反映させ、グループの海外拠点を管理しています: WMシンガポール、WMオーストラリア、WMマレーシア、WMベトナム、People Link Joint Stock Companyを統括しています。
お問い合わせはこちら
Mail: info-global@wmh.co.jp
URL: https://worldmode.com/en/